【絶対役立つ】就職活動アドバイス集

就職活動のアドバイスを行うブログです。

OB訪問|OB訪問は取材である。本当に役立つOB訪問の方法

OB・OG訪問(以下OB訪問)について、皆さんはどのようにお考えでしょうか。

訪問すれば、社会人のOB・OGから、目から鱗のアドバイスをもらえるとでも思っているのではないでしょうか。

何も準備しないで、ただOB訪問をする。その考えは大きな間違いです。

 

結論から申し上げます。OB訪問とは取材です。

 

OB訪問は、エントリーシート(ES)を書く、面接で話しをするときの材料をもらいに行く機会です。

 

この考えを、多くの就活生が持っていません。

 

そもそもOB訪問で、何の準備もせずに話を聞きに行くのであれば、ほとんど意味がありません。元気づけられる、勇気づけられるなど、自己啓発的な効果があったとしても、ESや面接につながるメリットは何もありません。

真の目的は、実際の社員に話をうかがうことで、ライバルである他の就活生よりも中身の濃い情報素材をもらいに行くことです。

 

そのためにやるべきことは準備とアフターフォローです。

 

【準備①】業界研究と企業研究

事前準備として、できるところまで自分で業界研究と企業研究をします。この時役に立つのが業界地図と就職四季報です。本当であれば会社四季報も買って頂きたいです。いずれも東洋経済新報社から発刊され、上場企業であれば、ほとんどの会社の情報が載っています。さらに有価証券報告書を読む。有価証券報告書は上場企業であれば、HPで閲覧できます。もともとは株主向けに、会社の現状を年1回報告する資料です。会社が注力している事業や逆にリスクと感じているところを確認できます。ここで、調べたことを元に、SWOT分析を行ってください。SWOT分析の方法は下記をご参考下さい。

問題は上場していない中小企業の場合です。この際も、HPを使いできるだけSWOT分析を行いましょう。

【準備②】質問シートを作る

OB訪問は取材であるといいました。取材で必須なのが、質問シートの作成です。質問シートを作る際、役に立つのが、前述のSWOT分析です。SWOTの中で、さらに深堀したい箇所や、調べきれなかった箇所を中心に、質問事項を箇条書きにします。さらに、せっかくの機会ですから、OB訪問の相手がどのような部署にいるのか、働くことにどのようなやりがいがあるのか、どのような苦労があるのかなど、パーソナルな質問もまとめておきましょう。いきなり話を聞こうとしても、深い話を聞き出せることは絶対にありえません。できれば作成した質問シートを、事前にメールで送っておくことをおススメします。そうすることで、相手に答えを考えておいてもらう時間が出来ます。

 

さらに、OB訪問が終わった後のアフターフォローについてです。

 

【アフターフォロー①】メールで御礼をする

必ずメールで御礼をして下さい。その際、ただ「ありがとうございました」ではなく、何が為になったか、どういう点に共感したかなど、感想も書くようにしましょう。

 

【アフターフォロー②】進捗や結果をメールする

さらに、採用・不採用に関わらず、進捗や結果を報告するようにしましょう。

 

アフターフォローまで出来る学生は、ほとんどいません。訪問したらそれで終わりの学生が大半です。逆に訪問したOB・OGは学生の事をいつまでも気に掛けているものです。

フォローまできちんとすれば、応援もしてもらえるでしょうし、追加情報を教えてくれたり、別の縁を運んできてくれるかもしれません。

 

以上OB訪問について書きました。繰り返しますが、OB訪問は取材です。事前準備とアフターフォローを怠らないようにしてください。