【絶対役立つ】就職活動アドバイス集

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書けるES|エントリーシートこれだけ読めば絶対書けるようになる。5つのポイント

そもそも、ESは何故書けないのでしょうか。

私が考える理由は5つです。

これを改善するだけでも、相当差がつくと思います。

それぞれ見ていきましょう。

 

 1.文章の書き方が分かっていない

実は日本人だからと言って、日本語で文章がすらすら書けるわけではありません。

試しに街の大きな書店をのぞいてみて下さい。「文章の書き方」に関する本がたくさん並んでいると思います。社会人でも文章を書くことに苦手意識を持つ人は多いのです。

 

文章の書き方について注意すべきことを1つだけ上げるとすれば、

「主語と述語の関係」に気を付けることです。学生のESを読むと、主語と述語が一致していない文章に本当に良く出会います。

 

「私は御社の〇〇な点が志望理由です」

これ、「私は」が「志望理由です」に掛かっています。こういう間違いが非常に多いということです。

 

ではなぜ、このようなミスが起こるのか。

一番の理由は文章が長すぎるからです。特に、読点(、)で文章をつなげ過ぎると、主述関係がおかしくなる原因となります。

そこで文章は短く。読点(、)で文をつなげるのは最低限にしましょう。さらに、一文(ー。)につき、主語と述語は1つずつにすることを心掛けてください。

 

この他にも文章の書き方に関する注意点は沢山あります。

少しずつ学んでいけば、見違えるように良くなるはずです。

別記事で参考図書を掲載しました。

 

2.問いに答えていない

エントリーシートには必ず問題文(問い)があります。

これに答えていない人がとても多いです。

 

例えば「あなたの志望理由を教えて下さい」と聞いているのに、「私の強みは〇〇です」と回答しているケースです。

 

これが何故いけないか分かりますか?

 

「志望理由」と聞かれているのに「自分の強み」を答えてしまっています。

 

極論ですが「1+1=人参です」と答えているのと同じです。

こういう間抜けな回答が書かれているESが沢山あります。

 

そこで、まずは良く問題文を読んでください。そして、問題文に対する答えを、始めに書いてください。

 

最近では、問題に答えていない学生があまりに多いせいか、わざわざ「問い」をかみ砕いて聞いてくれている企業もたくさんあります。「あなたのリーダーシップについて、学生時代の経験を踏まえて教えて下さい。その際、どのようなことに苦労したか、苦労したことをどう乗り越えたかも盛り込んでください」というような例です。これなどは、問いの通りに文章を組み立てれば良いのです。

 

3.書くための素材がそろってない

書く素材がそろう前に文章を書こうとする学生がいます。しかし、素材がないと、実際に何を書いて良いか分かりません。

そこで学生は、てっとり早く「採用ページ」を見ます。そして、そこに掲載されている「求められる人物像」をそのままリライトします。実はこのようなESは誰にでも書けるので、同内容のESが沢山提出されます。

企業とすれば、あなたの人となりや熱意が知りたいわけです。しかし、ESが他の人と同じ内容では、他の人との違いが分かりません。結果として企業は不採用にするしかないのです。そうならない為にも、遠回りかも知れませんが、しっかりと素材を集めることが重要です。

書く素材を集めるために大切なのは「自己分析」と「企業研究」です。特に企業研究を怠る学生が多いです。そもそも、企業と接点の少ない学生は、企業研究の方法を思いつかないのだと思います。そこで、できれば積極的にOB訪問をして欲しいです。うまくいけば、業界の特徴。会社の強みや弱み。求められる人物像を、深く教えてもらえます。もし、OB訪問が出来ないのであれば、会社説明会でメモを取ることや、企業の有価証券報告書を読むことも有効です。

 

おすすめの自己分析法についてはこちらをご参考下さい。

企業研究法についてはこちらをご参考下さい。

OB・OG訪問についてはこちらをご参考下さい。

4.5W1HのWHYとHOWが含まれていない

学生のESを読んでいると、「5W1H」の「WHY」と「HOW」=「なぜ」と「どのように」が抜けている文章が沢山あります。

一方、企業がESで確認したいことは何でしょうか。学生が〇〇を「なぜ」行ったか、「どのように」行ったかです。なぜなら、「なぜ」「どのように」の中に、学生個々の人となりを確認することができるからです

学生の経験と言えばゼミやアルバイトと言った似たものです。しかし、似た経験でも、「なぜやったか」「どのようにやったか」は人によって違います。この人による「違い」を企業は知りたいのです。

そこで、まず一通り文章を書いたら、その文章に「なぜ?」「どのように?」と突っ込みを入れてください。そして、できるだけWHYやHOWを優先して文章を書き直すようにしてください。

 

5.推敲をしていない

最後に、推敲をしていないことです。社会人であってもすらすら文章を書ける人はそう多くありません。だからこそ、書いた文章を何度も読み返し、加筆修正を加えることが大切です。「主語・述語は対応しているか」「問題文にきちんと答えられているか」「盛り込んだ素材は適切か」「5W1HのWHYやHOWが盛り込まれているか」。こういったことを意識しながら、何度も読み返し、最後まで文章を書きなおしましょう。加えて、他の人(できれば社会人)に読んでもらうことが有効です。とにかく一度書いただけで完成はあり得ません。

 

以上、エントリーシートを書くときの5つのポイントでした。

今後、それぞれのポイントを深堀した記事を書いていきたいと思います。