【絶対役立つ】就職活動アドバイス集

就職活動のアドバイスを行うブログです。

意識|就職活動における「意識すること」の重要性

今日は「意識すること」の重要性について書きたいと思います。

学生を見ていて思うのは、就活に対する「意識」が足りないということです。

 

広告業界でアイデアを生み出す際に「カラーバス」と言う考え方があります。

例えば「赤」を意識して、目の前の風景を眺めてみて下さい。

 

(どうでしょうか)

 

何も意識しない時よりも赤色のものが目に飛び込んできたと思います。

 

『ウォーリーを探せ』という絵本があります。この本は、何も意識しなければ、モダンアートとしかとらえられません。しかしそこに、「ウォーリーを探す」という意識付けがされたことによって、赤と白のしましまの服を着た男性に気づくことが出来るのです。

 

ヤクルトスワローズで長年ショートを務めた宮本慎也氏は著書『意識力』の中でこう書いています。

気づきの瞬間は突然訪れることが多いが、同じ状況で誰もが気づけるわけではない。気づけるかどうかを分けるのは、やはりどれだけ意識できるかにかかっていると思う。

 

そうです。

人は意識することなしに、大切な情報を得ることはできません。

 

では、就職活動において、意識するとはどういうことでしょうか。

それは、1日中、就活に役立つ情報はないか、意識を持つということです。

 

例えば、キャリアセンターの前を何となく通り過ぎた人は、廊下の壁に優良企業の求人票が貼ってあっても気づくことはありません。

 

テレビ番組表で、面白そうなバラエティ番組を探している人は、他チャンネルで志望業界の特番が組まれていることに気づきません。

 

就活に役立つ情報は、どこに転がっているか分からない。だからこそ、日々「意識」というアンテナを張ることが重要なのです。

 

今日から「就職に役立つ情報はないかな?」を合言葉に、生活をしてみて下さい。

きっと、向こうから思わぬ情報が飛び込んでくるはずです。

自己分析|就職活動でおすすめの自己分析の方法 初級・中級・上級

今回は、おすすめの自己分析の方法を、初級・中級・上級に分けて紹介したいと思います。

 

 

初級編:ライフラインチャート

一番手っ取り早く始められるのが、ライフラインチャートの作成です。

年齢を横軸に、充実度を縦軸に、今までの経験を振り返り、曲線グラフを完成させます。人生はいい時もあれば、悪い時もある。特に大事なのは、グラフが下降から上昇に転じた時です。なぜそうなったかを考えることで、自分の強みや努力したことに気づくことが出来ます。

詳しく知りたい方は下記の外部リンクを参考にして下さい。

初級編:やりたくないことリストの作成

人間、やりたいことは意外と見つからないものです。一方やりたくないことは、すぐに見つかります。やりたくないことを探すことで、自分の価値観を確認します。

 

中級編:ジョハリの窓

自分の長所や短所を見つけるのは意外と難しいものです。一方で、他人の長所や短所はどうでしょうか。自分の時より、すぐに見つかるのではないかと思います。そこで、他人の力を借りて、自分の長所と短所を教えてもらいます。

 

上級編:絶対内定による自己分析

就職活動における自己分析の古典的名著『絶対内定』を使った自己分析です。この本には、数多くの自己分析シートが掲載されています。これをすべてこなすのは、大変な作業です。おそらく、9割の人が途中で挫折するのではないでしょうか。それでも、この本をやり終えることが出来たならば、自分について、自信を持って語ることが出来るようになると思います。実際、この本をやり終えたある学生は、大手企業から何社も内定をもらっていました。ひとりで閉じこもってやるだけでなく、仲間とやることもおすすめです。

いかがでしたでしょうか。初級から上級へとご紹介しました。さらに、その全てにおいて大切なのは、自分の頭で考えるのではなく、手を動かすということです。とにかく、ノートに書くことです。人間は文章を書くことで自己理解が深まります。

さらに自己分析は一生行うものだと思います。自己分析は「自分とは何か」を見つけ、自分を作り出す哲学的行為です。そのきっかけとして、就職活動は大きな意味を持っていると思います。

 

番外編:『メモの魔力』を使った自己分析

2018年11月に出版されてから現在まで、あらゆる書店で売り上げランキング1位となっている本です。

SHOWROOMの前田裕二社長が独自のメモ術を紹介しています。この本については、別途ご紹介しようと思います。実はこの本には裏テーマとして自己分析についても書かれています。前述のライフラインチャートについても述べられています。さらに、前田社長が作成した自己分析テーマリストが1000問、巻末付録になっています。

ES本|エントリーシートが書けるようになる本3選!

文章の書き方を解説した本は、数多くあります。今回はその中でも、特におすすめの本を3冊ご紹介します。

 

 

1.文章力の基本 阿部紘久著 日本実業出版社 

文章力の基本

阿部紘久 日本実業出版社 2009年08月
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2009年に発売後、いまだに売れ続けているベストセラーです。版を重ねている本はそれだけ多くの人が購入したわけですから、信頼度も高いです。文章が上手くなるヒントを77に分けて紹介。各ポイントごとに例文を載せ、「原文」と「改善した文」をビフォア→アフター形式で紹介しています。著者は帝人に勤務後、昭和女子大学のライティングサポートセンターで文章指導の経験があります。学生に教えていただけあり、内容が分かりやすいです。エントリーシートの書き方にも対応しています。

 

2.マジ文章書けないんだけど 前田安正著 大和書房 

マジ文章書けないんだけど

前田安正 大和書房 2017年04月17日
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朝日新聞の元校閲部長が書いた、文章の書き方の本です。文章チェックのプロ中のプロが書いた本。堅そうなイメージとは裏腹に、学生や若い人向けの親しみやすい内容になっています。謎のおじさんと就活生すずが登場し、2人の対話形式で書かれています。「1つの文に1つの要素」「WHYの重要性」などこのブログの種本でもあります。

 

3.超スピード文章術 上阪徹著 ダイヤモンド社 

10倍速く書ける 超スピード文章術

上阪 徹 ダイヤモンド社 2017年08月25日
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1か月15万字、5日で1冊を書く、ブックライター上阪徹氏の文章術です。

文章を書くのに必須であるはずの「文法」や「起承転結」。著者はこういうことを気にしたことが無いといいます。文章を上手く書こうとするよりも大切なのは「素材」集めだと言い切ります。この考えについては私も激しく同意します。しかし「慣用句や難しい語彙を使うな!」という考え方には反対です。就活生は社会人の一歩手前として、どんどん語彙力をつけた方がいいと思うからです。それでも、素材集めの方法や、総合雑誌で文体を学ぶ方法などは、とても参考になります。

 

紹介した3冊には重複する内容があります。

それは「文章はどんどん削ろう」ということです。重要なポイントはどの本にも共通です。どれも、気軽に読めますので、まずは1冊購入して、勉強してみて下さい。

書けるES|エントリーシートこれだけ読めば絶対書けるようになる。5つのポイント

そもそも、ESは何故書けないのでしょうか。

私が考える理由は5つです。

これを改善するだけでも、相当差がつくと思います。

それぞれ見ていきましょう。

 

 1.文章の書き方が分かっていない

実は日本人だからと言って、日本語で文章がすらすら書けるわけではありません。

試しに街の大きな書店をのぞいてみて下さい。「文章の書き方」に関する本がたくさん並んでいると思います。社会人でも文章を書くことに苦手意識を持つ人は多いのです。

 

文章の書き方について注意すべきことを1つだけ上げるとすれば、

「主語と述語の関係」に気を付けることです。学生のESを読むと、主語と述語が一致していない文章に本当に良く出会います。

 

「私は御社の〇〇な点が志望理由です」

これ、「私は」が「志望理由です」に掛かっています。こういう間違いが非常に多いということです。

 

ではなぜ、このようなミスが起こるのか。

一番の理由は文章が長すぎるからです。特に、読点(、)で文章をつなげ過ぎると、主述関係がおかしくなる原因となります。

そこで文章は短く。読点(、)で文をつなげるのは最低限にしましょう。さらに、一文(ー。)につき、主語と述語は1つずつにすることを心掛けてください。

 

この他にも文章の書き方に関する注意点は沢山あります。

少しずつ学んでいけば、見違えるように良くなるはずです。

別記事で参考図書を掲載しました。

 

2.問いに答えていない

エントリーシートには必ず問題文(問い)があります。

これに答えていない人がとても多いです。

 

例えば「あなたの志望理由を教えて下さい」と聞いているのに、「私の強みは〇〇です」と回答しているケースです。

 

これが何故いけないか分かりますか?

 

「志望理由」と聞かれているのに「自分の強み」を答えてしまっています。

 

極論ですが「1+1=人参です」と答えているのと同じです。

こういう間抜けな回答が書かれているESが沢山あります。

 

そこで、まずは良く問題文を読んでください。そして、問題文に対する答えを、始めに書いてください。

 

最近では、問題に答えていない学生があまりに多いせいか、わざわざ「問い」をかみ砕いて聞いてくれている企業もたくさんあります。「あなたのリーダーシップについて、学生時代の経験を踏まえて教えて下さい。その際、どのようなことに苦労したか、苦労したことをどう乗り越えたかも盛り込んでください」というような例です。これなどは、問いの通りに文章を組み立てれば良いのです。

 

3.書くための素材がそろってない

書く素材がそろう前に文章を書こうとする学生がいます。しかし、素材がないと、実際に何を書いて良いか分かりません。

そこで学生は、てっとり早く「採用ページ」を見ます。そして、そこに掲載されている「求められる人物像」をそのままリライトします。実はこのようなESは誰にでも書けるので、同内容のESが沢山提出されます。

企業とすれば、あなたの人となりや熱意が知りたいわけです。しかし、ESが他の人と同じ内容では、他の人との違いが分かりません。結果として企業は不採用にするしかないのです。そうならない為にも、遠回りかも知れませんが、しっかりと素材を集めることが重要です。

書く素材を集めるために大切なのは「自己分析」と「企業研究」です。特に企業研究を怠る学生が多いです。そもそも、企業と接点の少ない学生は、企業研究の方法を思いつかないのだと思います。そこで、できれば積極的にOB訪問をして欲しいです。うまくいけば、業界の特徴。会社の強みや弱み。求められる人物像を、深く教えてもらえます。もし、OB訪問が出来ないのであれば、会社説明会でメモを取ることや、企業の有価証券報告書を読むことも有効です。

 

おすすめの自己分析法についてはこちらをご参考下さい。

企業研究法についてはこちらをご参考下さい。

OB・OG訪問についてはこちらをご参考下さい。

4.5W1HのWHYとHOWが含まれていない

学生のESを読んでいると、「5W1H」の「WHY」と「HOW」=「なぜ」と「どのように」が抜けている文章が沢山あります。

一方、企業がESで確認したいことは何でしょうか。学生が〇〇を「なぜ」行ったか、「どのように」行ったかです。なぜなら、「なぜ」「どのように」の中に、学生個々の人となりを確認することができるからです

学生の経験と言えばゼミやアルバイトと言った似たものです。しかし、似た経験でも、「なぜやったか」「どのようにやったか」は人によって違います。この人による「違い」を企業は知りたいのです。

そこで、まず一通り文章を書いたら、その文章に「なぜ?」「どのように?」と突っ込みを入れてください。そして、できるだけWHYやHOWを優先して文章を書き直すようにしてください。

 

5.推敲をしていない

最後に、推敲をしていないことです。社会人であってもすらすら文章を書ける人はそう多くありません。だからこそ、書いた文章を何度も読み返し、加筆修正を加えることが大切です。「主語・述語は対応しているか」「問題文にきちんと答えられているか」「盛り込んだ素材は適切か」「5W1HのWHYやHOWが盛り込まれているか」。こういったことを意識しながら、何度も読み返し、最後まで文章を書きなおしましょう。加えて、他の人(できれば社会人)に読んでもらうことが有効です。とにかく一度書いただけで完成はあり得ません。

 

以上、エントリーシートを書くときの5つのポイントでした。

今後、それぞれのポイントを深堀した記事を書いていきたいと思います。